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個人薬局でのOTC販売の難しさ

2022年05月16日 (月)

◆先日、取材先の薬局薬剤師から「OTCの取り扱いを増やしづらい」という声を聞いた。地方の個人薬局でOTC販売にも積極的に取り組んでいるが「扱いが難しい」という
◆大手薬局、ドラッグストアならメーカーから説明に来てもらえるが、個人薬局には新商品の情報提供も少ない。卸も規模の大きい企業との取引を最優先するため「いつまで取引してくれるか分からない」
◆メーカーは返品を受け取らず不良在庫になるリスクもある。時間や手間をかけると処方箋応需に手が回らなくなる。「OTCを置いた方がいいのは分かるが、第1類のほかは特に難しい」と語っていた
◆薬局でOTCを購入する人は減っている。ドラッグストアやインターネットと消費者の選択肢は広く、購入経路が広がる中で個人の努力では太刀打ちできないかもしれない。その薬剤師は「薬剤師会などの組織単位でOTCを在庫し各薬局が購入する仕組み」を提案。協力してOTC販売の土台を作るよう求めていたが、今後個店での販売はどうなるのだろうか。



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