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地球温暖化と感染症の流行

2022年05月18日 (水)

◆地球温暖化問題は、私たちの生活に大きな影響をもたらす。九州大学の伊藤久徳名誉教授は、このまま温暖化が進めば2100年には日本全国で桜が一斉に開花すると予測している。今夏も猛暑や大雨による被害が心配される
◆地球温暖化問題は感染症の流行ともリンクしていると言われている。ヤブ蚊の幼虫の生息域は「平均気温11℃以上の場所」となっており、北関東が北限とされていたのが本州全域に達し、近い将来日本全域が生息地に含まれる可能性がある。活動時期も夏から秋にズレ込むという
◆西ナイル熱のウイルスは、蚊が媒介しカラスや渡り鳥が伝播すると考えられている。渡り鳥の飛来時期である秋に蚊の発生時期が延びると日本でも西ナイル熱が発生するかもしれない
◆コロナよりも恐ろしい感染症が蔓延したらと思うと気が気でない。感染症対策は創薬とワクチン開発だけではない。一人ひとりの行動が温暖化の進行を防ぎ、感染症の蔓延を抑える手立てになる。感染症対策と温暖化対策をセットで呼びかけるべきだ。



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