VLPセラピューティクスジャパン代表職務執行者の赤畑渉氏は、ウェブ上で開かれた日本薬剤学会年会で講演し、研究開発中の自己増殖RNA(レプリコン)技術を用いた新型コロナウイルスワクチンについて、「動物実験では、既存のmRNAワクチンに比べて100分の1の量で同程度の中和抗体を誘導できる」と利点を語った。投与量が少量で済むため、パンデミック発生時に短期間で多人数のワクチンを製造できる可能性があるという。
レプリコン技術は、ウイルスの自己複製能力を利用して体内で目的のmRNAを大量に生成させるもの。自己増殖するため、既存のmRNAワクチンに比べて投与量は少なく済む。
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