日本調剤は、コンサルティング企業のゼクトが開発したオンライン診療システム「ゼクトメディカルオンライン」(ZMO)を用いて、国内貨物の海上運送を担う「内航船」の船員を対象とした船上でのオンライン服薬指導を開始すると発表した。物流を支える多忙な船員の健康確保を支援していく。
新型コロナウイルス流行以降、日常生活や医療等に必要な物資を流通させる内航船員は、社会機能を支えるエッセンシャルワーカーとして重要性が認識されている一方、陸から離れた船舶という特殊環境下で長期間勤務する船員の健康確保の必要性が指摘されている。国土交通省によると、2017年度の船員の平均疾病発生率は0.81%で、陸上労働者(全国健康保険協会の加入者)の疾病率0.41%と比べて高い状況にある。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。