大木ヘルスケアホールディングスの2022年3月期決算は、売上高が前期比2.7%増の2782億円と増収を確保したものの、利益面は営業利益が78.6%減の6億円、経常利益が60.8%減の16億円、当期純利益は64.6%減の9億7200万円の大幅減益となった。減益の要因について、松井秀正社長は「コロナ関連商品の需要の変化によるもの」と説明。「当期純利益が10億を割ったというのは危機的な状況」と危機感を示した。
大木単体の商品別売上高を見ると、日用品・軽衣料が18.6%減の159億円、マスクを含む衛生医療・介護・オーラル用品は14.3%減の403億円となった。特にマスクについて、松井氏は「コロナ以前と直後、現在で売れていた商品が変わっている」との認識を示し、「当社商品ということもあって、管理をしている商品群の売上が落ちている。新規の商品でカバーしてはいるが、収益が追いついていない」と説明した。
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