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薬剤師業務の日米差

2022年07月08日 (金)

◆薬剤師職能の拡大に向けた話題の中で、よく引き合いに出されるのが米国における薬剤師業務の内容である。最近では、新型コロナウイルスワクチン接種でも、日米間で薬局薬剤師の取り組みに差が見られた
◆国内でも当初、薬剤師に接種の担い手として期待する声が多方面から挙がったが、薬局薬剤師の日常業務で接種を行っていないことも含め、違法性が阻却されないことなどから、薬剤師によるワクチン接種は見送られた
◆こうした教訓から日本薬剤師会は昨年11月、「薬剤師のための予防接種研修プログラム」を作成。現在、この内容に沿った研修会が各都道府県薬剤師会で実施されており、国からの要請にも対応できるよう知識や技術の担保が進められている
◆米国では、薬剤師のみならず、研修を受けたテクニシャンもワクチン接種を行っている。この違いはどこから来るのか。日本では10年ほど前までは「薬剤師は患者の体に触れてはいけない」とされた。侵襲を伴う注射の取り扱いは、さらにハードルが高いのかもしれない。



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