日本薬剤師会の山本信夫会長は13日の定例会見で、文部科学省が示した大学薬学部の新設と入学定員増に関する抑制方針に対し、「野放図に大学を作っていく状況に一定の歯止めができた」と評価した。今年度に予定されている薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂についても言及し、「現場と教育が平仄を合わせて進めてもらいたい」と質の高い薬剤師が地域に適切に配置されるよう教育の質改善を求めた。
日薬の政策提言では、薬学部新設と薬剤師の入学定員抑制を要望しており、山本氏は「2008年以降急速に学校が増えた時に、日薬として学校が多い、入学定員が多いと一貫して反対を主張してきた。ずっと言い続けてきて、それがようやく実った」とし、「文科省の取りまとめは一定の抑制効果があるのではないか」と語った。
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