厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」が25日に開かれ、2024年度からの次期医療計画作成指針に薬剤師確保に関する記載を盛り込むことについて議論した。多くの構成員が薬剤師確保に関する記載に賛同し、特に人材不足が顕著な病院薬剤師の確保については国や各都道府県が医療計画の中で確保策を策定するべきとの意見が相次いだ。
現行の第7次医療計画作成指針では、薬剤師の資質向上に関する記載はあるものの、薬剤師の確保に関して明確な記載はない。この日の検討会で厚労省は、第8次医療計画作成指針を策定する上で、薬剤師確保を明確に記載すること、病院薬剤師の不足や無薬局町村の解消に向け、病院・薬局それぞれで薬剤師の就労状況を把握した上で薬剤師確保策の策定を都道府県に促していくことなどを論点に示した。
* 全文閲覧には、薬事日報 電子版への申込みが必要です。