岡山大学学術研究院医歯薬学域(薬学系)疾患薬理制御科学分野の松本准助教らの研究グループは、医療情報ビッグデータを用いた解析で、腎癌に投与される最新の2種類の併用療法について、重篤な副作用の発現頻度の違いを明らかにした。対象にしたのは免疫チェックポイント阻害剤を含む新たな併用療法で、これまで十分なデータはなかった。個々の患者に応じた最適な薬物療法の選択、副作用の早期発見やケアの充実に役立つ可能性がある。
膨大な副作用発現情報が蓄積されている米国食品医薬品局有害事象報告システムのビッグデータを解析し、腎癌に投与されるアキシチニブとペムブロリズマブの併用療法、レンバチニブとペムブロリズマブの併用療法を対象に、副作用の発現頻度を比較した。
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