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複雑化する薬価制度

2022年10月05日 (水)

◆現行薬価制度は複雑で分かりにくい――。厚生労働省検討会で市場拡大再算定の見直し、費用対効果評価、新薬創出等加算の見直しなど特例ルールの多さが複雑な制度にしているとの指摘があった
◆特例とは「特別に設けた例外」である。薬価制度でも環境変化に対応するため、不都合な事項には特例ルールで是正してきた。象徴的なのは新薬創出等加算制度で、特許期間中の薬価を維持し後発品が上市された後は薬価からそれまでの加算分を一括して引き下げるシンプルな制度だった
◆風向きが変わったのは、2016年4月にC型肝炎治療薬「ソバルディ」「ハーボニー」などを対象とした特例拡大再算定ルールの導入だ。さらに18年4月の新薬創出等加算の見直しで特許期間中の薬価維持の原則が崩れ、特例に特例を重ねて複雑化が止まらない
◆無季言子も薬価制度改革を記事化する場合に従来制度からの変更点について理解が追いつかないことが多くある。薬価制度の見直しに向けては利用する側からの分かりやすさが重要な点となる。



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