◆薬剤師にコミュニケーション能力が必要とよく聞く。この能力は一体何なのか。分かりやすく説明する技術か、相手から話をうまく聞き出す技術なのか。それをどのように身に付ければいいのか
◆取材先で薬剤師に話を聞くと、分かりやすく説明してもらえるが、心を動かされたという経験は少ない。その中でも、心に残るエピソードを聞く機会がある。共通しているのは、薬剤師の患者を思う気持ちの強さである
◆コミュニケーション能力と言うと、ハウツー化された技術という印象を受けるが、患者がコミュニケーションに期待しているのは、心を通い合わせるようなハウツー化しにくい体験ではないだろうか
◆薬剤師は患者に生活状況などについて詳しく話してもらう必要があるが、患者との接し方にマニュアルはないと聞いた。その薬剤師らは経験的にコミュニケーション能力を養ったのかもしれない。意思疎通の成否を分ける技術的要素は多いが、患者を思う気持ちを持つことで、初めてハウツーをフル活用できるのではないか。
患者を思う気持ちを持つこと
2022年09月30日 (金)
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