◆薬学教育モデル・コアカリキュラムの改訂作業が大詰めを迎えている。2024年度の入学生から適用するため、今年度中には改訂内容が決まる見通しだが、ある薬系大学の教員から「盛り沢山になりすぎているのではないか」と懸念する声を聞いた
◆文部科学省の専門研究委員会が公表した素案では、詳細なSBOsの設定を廃止し、大学のカリキュラム作成の自由度を高める方針が示されている。しかし、その教員の目には、学ぶべき内容が現行のコアカリに上乗せされて、ボリュームが増したように映るという
◆「学生が全てを理解できれば素晴らしいが、あれもこれもと詰め込むと、逆に消化不良を起こしかねない。学生の成長を考えた時にはどうかと思う。理想論で改訂が進んでいるのではないか」と話していた
◆既存のコアカリをベースに改訂作業を繰り返すと、どうしても大幅な刷新には踏み込みづらい。海外の教育体系などを参考に、日本における薬学教育のあり方をゼロベースで討議する場があっても良いと思う。
コアカリ改訂が大詰め
2022年10月07日 (金)
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