厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は4日、MSDの9価HPVワクチン「シルガード9」を来年度早期から定期接種化する方針を決めた。3回接種とし、現行の定期接種で使用している2価、4価ワクチンも引き続き接種可能とした。接種者の負担軽減等の観点から2回接種を実現するため、メーカーに9価の変更承認申請を促すことなども確認した。
8月のワクチン評価に関する小委員会では、9価ワクチンの定期接種化を技術的観点から検討。4価がカバーできないハイリスクの遺伝子型に対する有効性が確認され、安全性についても接種後の全身症状は4価と同程度とした。費用対効果も比較的優れているとして、「9価を定期接種に追加することに問題はない」と結論づけていた。
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