カスタマイズで価値最大化
サイネオス・ヘルス・コマーシャルは、MR派遣・委受託のコアサービスを軸に、デジタルプロモーション、学術情報提供、教育研修などのそれぞれのサービスを顧客の戦略に沿って最適化する「カスタマイズモデル」をさらに推進し、顧客の求める価値の最大化を支援する。コロナ禍を経て製薬企業・医療機器会社側、医療現場のデジタル化が進み、プロモーションの手法も変化してきていることを踏まえ、統合的なサービス提供を強化していく。
同社はCSO部門、メディカル・アフェアーズ部門、知識やスキルなどの教育研修を提供するトレーニング部門とクオリティが4本柱。
CSO事業の品質はビジネスの基盤。その一環として、プロジェクトマネジメントの強化と顧客満足度の向上を図るため、オペレーション部門とリクルート部門はISO9001の認証を取得した。さらに専門分野のサービス能力を強化し、現在MSLのサービス提供では日本をリードするプロバイダーだ。
サイネオス・ヘルスの最大の特徴は、グローバルベースで臨床開発からプロモーションまでのバリューチェーンに即したサービスを一貫して提供できることにある。顧客の成功を加速させることを目的とした業界唯一のヘルスケア企業向けの統合型ソリューション企業として臨床開発、メディカル・アフェアーズ、コマーシャルの各サービスを戦略的に融合して提供できる。それにより新製品の迅速な開発、市場投入を支援している。
市場ではスペシャリティ分野のさらなる成長が期待されるため、同社はフィールドチーム(MR、MSL)には高い専門性が求められ、顧客企業の生産性・費用対効果を高めるために、より戦略的なアプローチが必要になるとの考えを示す。
そこでフィールドチームについては、特に製品上市のフェーズにおいて、戦略立案から業務遂行までの一貫したソリューションを引き続き拡大していく予定だ。
このような統合的なサービス提供で、バイオテクノロジー企業を含む様々な顧客に新たなコマーシャルサービスラインを拡充し、エンド・ツー・エンドのソリューションを提供していく。豊富な経験に裏付けられた最適なサービスを提案する。
「ハイブリッドモデル」では、デジタルプロモーションのリテラシーが重要になることから、同社はフィールド人材の教育研修に力を入れている。派遣先のそれぞれの戦略、戦術に沿って柔軟に対応し、医療従事者に対して満足度の高い活動を実践するのが狙いだ。
そして、育成されたフィールド人材が派遣された後のパフォーマンスとモチベーションの双方のマネジメントによりプロジェクトを成果へと導く。このマネジメント力は同社の強みである。
ディプロイメントソリューションズ・バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーの片岡惠連氏は、「今後さらにフィールド人材と、マネジメントのクオリティを際限なく高めていく。それにより一体的なプラスαのサービスを提供し、お客様の求める生産性、効率性、そして患者中心の医療の実現を支援できるマルチに対応できるアウトソーシング会社を目指す。臨床開発ステージから、多くのプロセスを安心して任せられる会社となるべく本格的に取り組みを加速していく。2023年からサービスラインの拡充を伴った大きな変化を生み出したいと考えており、その変化をいち早くお客様にお届けしたい」と話す。
ディプロイメントソリューションズ・バイスプレジデント&APACヘッドのサム・ウィルソン氏は、「事業の中核となるフィールド人材の育成・強化を図りながら、専門領域におけるプロモーションサポートのニーズに対応していきたい。この人材基盤を生かし、オムニチャネルサポートやメディカルアフェアーズサービスなどの複合的なサービスを提供することで、ドラッグ・ラグを最小化し、製品上市を加速させる触媒となるよう取り組んでいく」と抱負を語る。
サイネオス・ヘルス
https://jp.syneoshealth.com/