大阪府薬剤師会の乾英夫会長は2日、大阪市内で開いた定例会見で、サイバー攻撃を受けた大阪急性期・総合医療センターからの院外処方箋は、手書きでの発行が続いていると報告。システムダウンに伴って医師は、患者が持参したお薬手帳に記載された薬歴を参考に処方箋を記載していると現状を語った。
同センターは、10月31日にランサムウェアと見られるサイバー攻撃を受け、電子カルテシステムが使用不能になった。新規外来や救急の対応は停止。定期通院患者等の対応は継続している。電子カルテシステムで投薬歴を参照できないため、医師はお薬手帳を参考に、手書きで院外処方箋を発行している状況という。
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