
アステラス製薬の安川健司社長CEOは10月31日、2023年3月期中間決算説明会で、同社の売上高の約4割を占める前立腺癌治療薬「イクスタンジ」について、主力の米国市場において「現在の適応症では成熟市場フェーズに入りつつある」との認識を示した。PAP(患者アクセスプログラム)と競合の「ザイティガ」後発品が想定よりも高い水準で推移しているほか、同剤の新規患者が新型コロナウイルス感染症前の水準に戻っていないことを挙げた。他の地域では成熟化の兆候は見られないとした。
「イクスタンジ」の米国での通期売上目標に対する第2四半期の進捗率は44%。同社は「米国の厳しい市場環境は第3四半期以降も継続して見込む」として、通期予想は3588億円と期初から49億円引き下げた。
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