日本小児科学会と日本小児科医会は2日、生後6カ月以上5歳未満の小児全員に新型コロナウイルスワクチンの接種を推奨するとの見解を公表した。オミクロン株流行後に乳幼児の感染例が増加する中、ワクチンの有効性に関するエビデンスが示されていることを踏まえたもの。
国内の10歳未満におけるコロナによる死亡者数は2021年末まではゼロだったが、オミクロン株流行後の9カ月間で21人まで増えた。2歳未満と基礎疾患のある小児患者では重症化リスクの増大が見られるほか、オミクロン株に罹患した人では発熱頻度が高く、咽頭痛や嘔吐等の報告数が比較的多い。オミクロン株流行後は小児間での感染機会も増加傾向にある。
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