厚生労働省の先進医療専門家会議は18日、高度医療となっている、[1]5‐アミノレブリン酸溶解液の経口または経尿道投与による蛍光膀胱鏡を用いた膀胱癌の光学的診断[2]腫瘍抗原ペプチドを用いたテーラーメイド癌ワクチン療法--の2件を、第3項先進医療として、保険診療との併用を認めることを了承した。
[1]は高知大学病院が申請した技術で、適応症は筋層非浸潤性膀胱癌。典型的な症例で高度医療に係る費用は5万円、保険給付部分が25万円と見込まれる。
[2]は久留米大学病院が申請した技術で、適応症はドセタキセル不適格のホルモン不応性再燃前立腺癌(ヒト白血球抗原HLA‐A24陽性に限る)。典型的な症例で高度医療に係る費用は85万円、保険給付部分が35・6万円と見込まれる。