PETやMRIなどのイメージング技術を活用した医薬品開発を支援するマイクロンは、韓国の大手CRO「LSKグローバルファーマサービス」と業務提携をスタートさせる。グローバル試験に実績のあるLSKと提携し、韓国を足がかりに、アジア地域でイメージング試験の受託に向けたネットワーク体制の構築に取り組む。
治療満足度の低い癌・中枢神経領域では、バイオマーカーを用いて、薬剤の有効性と安全性を評価しようとする動きが国際的に進んでいる。中でも、PETやMRIを中心としたイメージング・バイオマーカーを用いた評価法が欧米で導入され始めている。
マイクロンは、モニタリング業務などの通常型CRO業務に加え、イメージング技法を活用した医薬品開発を支援してきた実績を持つ。グローバル試験の増加を背景に、アジア地域でイメージング試験の受託を目指し、韓国のCRO大手であるLSKとの提携を決めた。
今後、両社で進める共同治験については、国内ではマイクロン、韓国ではLSKが担当し、イメージング試験はマイクロンが行う。まず、韓国国内でイメージング試験のネットワークを構築し、その後中国・台湾・香港・シンガポールなどアジア地域のCROと提携して、各国に広げていきたい考え。