厚生労働省は、細菌が混入した人血小板濃厚液の使用後に細菌感染により重篤な症状を呈し、死亡に至った事例を含め重大事例が2例報告されたことを踏まえ、医療関係者に使用上の注意を徹底するため、都道府県に通知を発出した。
昨年12月と今年2月に開かれた薬事・食品衛生審議会血液事業部会で、人血小板濃厚液の使用後に細菌感染が疑われる症例が2例報告され、いずれも患者血液培養の結果、細菌の「モルガネラ・モルガニー」が検出されたと報告があった。2例の被疑薬については、同一供血者からの同一採血より製造されており、そのうち1例は死亡が判明している。
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