◆野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が14年ぶりの世界一に輝いた。多くの感動的な場面があった中で、昨シーズンに日本球界18年ぶりの三冠王を達成した村上宗隆選手の極度の不振、そして準決勝でのサヨナラ安打という見事な復活が印象に残った
◆日本代表の栗山英樹監督は「信じる気持ちは揺るぎない」と粘り強く村上選手を使い続けた。前回09年のWBCでも原辰徳監督が不振のイチロー選手を使い続けて、決勝の舞台での決勝点につながった。指導者、トップに立つ者の信じる力の凄みを思い知らされる
◆医薬品開発でも、過去の日本発新薬の成功事例では自分たちの直感や仮説を信じ、それを貫いた結果、製品化につながったとの逸話が少なくない。人間臭いドラマが詰まった歴史でもある
◆創薬も効率化の時代で、デジタル化、AI化といった最新技術を駆使した流れが主流だ。それでも最後は人の着想や仮説がなければ何も始まらない。信じる力はこれからも必要になってくるに違いない。
勝利に導いた「信じる力」
2023年03月24日 (金)
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