厚生労働省は、5月26日の厚生科学審議会再生医療等評価部会で、千葉大学医学部附属病院で実施された悪性胸膜中皮腫患者に対する遺伝子治療の臨床研究に参加した70代男性患者が死亡した重大事態を報告した。実施から6年以上経過後に死亡したことや遺伝子治療を原因とする有害事象が確認されなかったことなどを踏まえ、「研究と死亡の因果関係はなし」と結論づけた。
重大事態が報告されたのは、同大学大学院医学研究院呼吸器内科学の巽浩一郎教授を研究責任者とする「切除不能悪性胸膜中皮腫を対象としたNK4遺伝子発現型アデノウイルスベクターによる臨床研究」
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