山形県病院薬剤師会は昨年12月28日、病院薬剤師不足解消に向け、山口浩明会長名で県内の国公立大学における薬学部新設を求める要望書を、吉村美栄子知事に提出した。今後、県民に対して、地域医療の質向上に向けて薬剤師が果たす役割や、特に病院薬剤師が不足している現状を伝え、県民が大学薬学部の設置を望んだ場合、県と連携して実現できるよう取り組んでいく考えだ。
要望書では「県民の健康を守る医療体制を維持するため、地域医療の質向上につなげる薬剤師教育体制を充実させるため、そして薬剤師を目指す地元愛を持った中高生への県内での学びの場を確保し県内に定着させるため、山形県内の国公立大学における薬学部新設について、県の施策の一つとして検討を進めること」を盛り込んだ。
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