
大島氏
愛知県薬剤師会は、6月から独自開発した地域医薬品供給情報共有システム「アルカモネ」の運用を開始している。各薬局が1カ月ごとにレセプトコンピューターから出力した医薬品使用量データをウェブ上の同システムにアップロードすることで、検索したい医薬品の地区内薬局の使用状況を把握できるほか、地域フォーミュラリ推進に必要な一定期間内の地域や市町村単位での医薬品使用量の抽出が可能としている。11月現在で県薬会員の26%(767軒)が登録しており、今後3年間で全ての会員薬局での登録完了を目標に取り組みを進めていく考えだ。
2024年度診療報酬改定では、地域の薬局間連携による在庫状況の共有や医薬品の融通等が地域支援体制加算の要件となった。昨今の医薬品供給不安への対応や、地域薬局間での円滑な医薬品融通には、各地域薬局の在庫状況の把握がポイントになる。
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