第一三共は、主力の抗体薬物複合体(ADC)のピーク時需要が2021年予測より1.5倍増の5000万バイアル超が見込まれるとして、製造・供給体制の強化を図る。日本を中心に4カ国でCMOを活用し、複数ルートで製造・供給を行うことを検討する。
17日のR&D説明会で明らかにした。同社は、需要予測の引き上げについて、抗癌剤「エンハーツ」の順調な成長のほか、それに続く開発品も進んできていることを要因に挙げる。
そこで日本ほか、中国、ドイツ、米国で自社工場とCMOへの設備投資を実行、または検討している。製造力の強化のほか、製品供給リスクの低減が狙い。
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