
謝罪する小林製薬関係者(左から2番目が前社長の小林章浩氏)
2024年は薬業界の様々な問題に揺れ動いた1年となった。医薬品の供給危機は解決に向けた見通しが立たないものの、ようやく対応策への着手が始まった。その一方で、薬局の倒産件数が過去最高を記録。6年制薬学部で初めての入学者募集停止や、国内製薬企業の住友ファーマの経営危機、小林製薬の紅麹問題など厳しい話題も多かった。また、元日に能登半島地震が発生し、自然災害に襲われた中、薬剤師や医薬品卸の活躍がかつてなく目立った。混迷を深める今年末ではあるが、恒例の薬業界10大ニュースを選んだ。
- 安定供給確保へ法的措置‐製造販売業者に罰則も
- 長期品の選定療養開始‐患者への説明で負担も
- 被災地支援に大きく貢献‐元日発生の能登半島地震
- 初の薬学部募集停止に激震‐「大学冬の時代」が本格化
- 薬剤師出向事業スタート‐薬剤業務向上加算原動力に
- 乱用薬の販売規制強化へ‐薬機法改正案、来年審議入り
- 小林製薬の紅麹問題発覚‐健康被害広がり社会問題に
- 薬局倒産件数、過去最多に‐経営者の高齢化など影響
- 住友ファーマが経営危機‐巨額損失の計上で岐路に
- 日本最大のDgs連合体誕生へ‐イオンなど3社が業務提携
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