千葉科学大学(銚子市)を運営する加計学園は14日、2026年4月から同大の設置者を沖縄県内で高校と幼稚園を運営する大城学園に変更すると発表し、6年制薬学部薬学科の存続を決めた。学部・学科構成や入学定員等に変更はないとした一方、協議の経緯などについて公表は避けた。公立化に向けた有識者検討委員会の答申で、私立大としての継続を求めていた市は17日、「答申と市の要望に適うもので、設置者の円滑な移行と今後の大学運営に協力していく」と歓迎する越川信一市長のコメントを公表した。
銚子市長は「歓迎」表明
今回の発表は両学園の協議がまとまった結果としている。同大の設置者変更について、加計学園は大城学園に変更するための認可申請書を所轄庁に提出する方針としている。申請に当たって、▽大学名称▽大学の目的・教育方針・教育目標▽学部・学科構成▽入学定員・収容定員▽教職員の雇用・雇用条件▽学納金や奨学生への対応等――は変更しない計画とし、認可された場合、在学生や教職員は従来通りの教育・研究を継続できる見通しと説明している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。