
15~16の両日に開催された日本薬剤師会臨時総会では、医薬品医療機器等法改正案で処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売(零売)の原則禁止が盛り込まれた件について、豊見雅文代議員(中国ブロック)が「OTC類似薬を保険から外す議論が出てきている。零売を完全に禁止するのは逆行している」と述べ、零売を原則禁止とする部分を削除すべきと訴えた。
豊見氏は、「これまでは薬剤師が患者に必要量を売ることができた。(法改正案では)薬局が医療機関が開くまでの必要最小限を売って、売った後に医療機関に報告をしなさいとなっている。処方箋の先渡しに過ぎず、薬剤師の判断が全く入っていない。判断の余地がないような形でしか変わっていない」と述べ、日薬が改正案に賛成したことを厳しく批判した。
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