大阪大学病院は1日から、羽曳野市にある民間の城山病院(病床数299床)への薬剤師出向を開始した。入職14年目の男性薬剤師が1年間、同院に出向いて業務を手がける。全国的に数カ月単位で薬剤師が交代しながら出向する事例が多い中、出向の効果を高めるため同一人物が長期間出向することになった。城山病院での病棟薬剤業務実施加算1の算定実現など、業務を幅広く支援する計画だ。
両院による協議を経て、3月に契約書を交わし、今月から出向が始まった。城山病院は、出向薬剤師の給与相当分の費用を大阪大学病院に支払う。出向薬剤師は居住地を変更せず、城山病院に1年間通って業務を支える一方、研修を受ける立場として同院での医療から学びを得て阪大病院の医療に反映させる。
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