国会議員経験者や大学教授等で構成する「創薬イノベーション再興の会」は13日、「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2025」に向けた提言を発表した。現行の費用対効果評価制度について不透明さを改善して仕事への影響など広汎な価値要素を組み込んだものとすること、突発的・機械的な薬価引き下げが発生しない予見性の高い「総薬剤費名目成長率保証調整メカニズム」の導入など4施策の実施を求めた。具体的な制度化に向けて議論した上で、今秋をメドに追加提言を公表する考え。
提言では、実施すべき施策として▽価値評価を正しく取り込める「新費用対効果評価制度」の導入▽国民対話プラットフォームの整備▽医療安全保障タスクフォース(TF)の設置とローバリュー医療の段階的退出▽予見可能な総薬剤費名目成長率保証調整メカニズム等の導入――を求めた。
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