バイタルケーエスケー・ホールディングス(HD)の村井泰介社長は15日の決算説明会で、新規事業として取り組む海外承認済で国内未承認の医薬品を海外企業から導入する事業について、子会社として製薬企業を設立する方針を明らかにした。中長期的な収益力の強化と国内のドラッグラグ・ロス問題の解消への貢献が狙い。導入対象領域は開示していないが、「使われる施設が限られる」領域を対象にし、開発、製造、営業の各機能は協業し、流通はグループで担う形で展開する。
同事業は、「未承認薬導入支援事業」と名付けられ、2027年度までの中期経営計画に新規事業として盛り込まれた。グループ内に「製薬事業セグメント」を新たに立ち上げ、子会社で製造販売業許可を取得して取り組む方針だ。立ち上げ時期は「可及的速やかに」と述べるにとどめた。
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