サノフィ日本法人は、1型糖尿病の発症を遅らせる薬剤としてトペリズマブを日本でも開発することになった。同剤は、米国で2022年、8歳以上を対象にステージ3段階の発症遅延の適応で承認されており、同タイプの薬剤は他にないと見られる。米国承認時の発表によると、プラセボと比較して、ステージ3発症を約2年(25カ月=中央値)遅らせた。
同社は21日、インスリン療法が必要になる臨床的な1型糖尿病の一つ手前であるステージ2段階の患者を対象にした国内第II相試験(KIBOU-T1D試験)を開始したと発表した。
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