厚生労働省は22日付で、新薬5成分11品目と再生医療等製品1成分1品目を薬価基準に収載する。アキュリスファーマの抗てんかん剤「スピジア点鼻液」(一般名:ジアゼパム)には有用性加算II10%と市場性加算I15%が付いた。再生医療等製品ではクリスタルバイオテックジャパンの栄養障害型表皮水疱症を効能・効果とする遺伝子治療剤「バイジュベックゲル」(ベレマゲンゲペルパベク)は有用性加算I50%、市場性加算I15%が適用された。15日の中央社会保険医療協議会総会で了承された。
▽スピジア点鼻液5mg、同7.5mg、同10mg(アキュリスファーマ):有効成分のジアゼパムを含有し、てんかん重積状態を効能・効果とする。ファイザーの「ロラピタ静注2mg」を比較薬とし、類似薬効比較方式Iで算定した金額に、18歳以上の患者におけるてんかん重積状態に対する静脈ルートが確保できない場合や医療機関外で投与できる初の治療選択肢となることなどから有用性加算II10%、希少疾病用医薬品であるため市場性加算I15%が付いた。
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