第21回医療機器設計・製造展示会「メディカルクリエーションふくしま」(MCF)が29.30の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで開催された。福島県とふくしま医療機器産業推進機構の共同主催で、部材加工や組立などを行うサプライヤーを初め、医療機器メーカー、大学、支援機関など265の企業・団体が出展した。今回は医療機器に関わる様々な立場の人たちが交流することにより、新ビジネスの創造を目指す「Med-Tec Communication」というコンセプトを前面に押し出したことが特徴的だった。

展示会場の入口
MCFは昨年で20回の節目を迎えた。そこで主催者側は、県内の医療機器関連企業をプロモーションする発足当初の姿から、「医療機器の開発や生産に不可欠な企業が集まる場」と位置付ける方向に舵を切った。福島から発信する新しいスタイルの医療機器展示会に育てていこうという試みだ。
出展者と来場者のマッチングを図るため、いろいろな仕掛けが施された。例えば来場者のニーズを予め把握し、出展者に案内をしたり、製品開発に携わった企業のOBや医療従事者が出展企業にアドバイスするなど。
今回の展示で特に注目されたのは、「TECHてっくゾーン」。医療機器の開発において、確かな技術と実績を有しているものの、これまでMCFに出展した経験のない企業13社が一堂に集められた。設計開発、生体適合材料、特殊精密加工など、多彩な形で医療機器に関わっている各企業が、最先端の技術を紹介した。
また「MCF大賞」「医療創生アイデアコンテスト」の受賞者が発表され、表彰も行われた。

TECHてっくゾーン
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