くすりの適正使用協議会がホームヘルパー402人を対象に訪問介護現場での服薬に関する困りごとを調査した結果、過半数が飲み忘れや服薬拒否に困った経験があった。服薬の困りごとについて薬剤師に相談するのは2割程度に過ぎず、十分に対応できていないことがうかがえる結果となった。現場からは、介護関係者のミーティングに薬剤師に出席してもらうなど、コミュニケーションを取る機会を持つ必要があるとの声が最も多かった。
同協議会は、訪問介護の現場では、食事や排泄、入浴補助などが中心となり、服薬管理の優先度は低くなりがちなことから、現場の困りごとの実態と薬剤師の協力の機会を探るため3月にウェブ調査を行った。回答者の平均年齢は49.7歳、ホームヘルパーとしての経験年数は10年未満が48.3%、1勤務日当たりの訪問件数は平均5件だった。
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