ツムラは10日、生薬を原料とする飲片の加工を自社で行い上海エリアに有力な販路を有する上海虹橋中薬飲片有限公司(虹橋飲片)の連結子会社化の手続きを完了したと発表した。同日の決算会見で加藤照和社長CEOは「中国事業生薬プラットフォームにおいて当初計画より1年前倒しで、8月8日付で中国中薬企業(虹橋飲片)との技術資本提携が実現した。中国事業を進める上で極めて大きな意味を持つ」と強調した。
ツムラは2020年から、中国のグループ会社の盛実百草薬業(天津市)で、処方箋に基づき飲片を煎じ液、流エキス、顆粒などの剤形に加工・包装する患者向け加工代行サービス「一人一方」を展開する。ただ、加藤氏によると「販路が十分にない」点が課題だった。
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