富士レビオはこのほど、全自動化学発光酵素免疫測定システム「ルミパルスG1200/ルミパルスG600II」で使用する、血漿中の217位リン酸化タウ蛋白(pTau217)とβ-アミロイド1-42の濃度を測定する検査試薬を、体外診断用医薬品(クラスIII)として厚生労働省に製造販売承認を申請した。
同検査薬は米国で、アルツハイマー病に関連するアミロイド病理の確認を目的とした初の血液用体外診断用医薬品として、今年5月に米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得し、販売を開始しているほか、インドでも現地のパートナー企業を通じ、今年6月に承認を取得している。
アミロイドβの脳内蓄積は、アルツハイマー病の原因の一つとされ、アルツハイマー病を適応症とする抗体医薬品の標的物質となっている。同検査薬を用いて、血漿中のpTau217およびβ-アミロイド1-42を測定することで、脳内アミロイドβの蓄積状態(アミロイド病理)の把握の補助に活用されることが期待される。
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