
「Fujitsu Application Transform powered by Fujitsu Kozuchi」のイメージ図
富士通は30日から、企業や組織のモダナイゼーションを支援するため、生成AIを活用して、既存のレガシーシステムに含まれるCOBOL言語などのソースコードを解析し、既存システムの内容を把握するための設計書を自動生成するサービス「Fujitsu Application Transform powered by Fujitsu Kozuchi」を顧客が利用できるSaaSとして、日本国内での提供を開始した。
同サービスでは独自技術として、残存する設計情報や既存のプログラムにコード解析技法を活用し、「Fujitsu ナレッジグラフ拡張RAG for Software Engineering」を使ってRAGを管理することで、大量のソースコード間を関連付けして、抜け漏れやハルシネーションを防ぎ、解析精度や可読性の高い設計書を自動で生成することができる。
同サービスは、人手によって膨大な時間を要していたプログラム言語の理解から設計書生成までの作業を、有識者がいなくても約30分の1まで時間短縮することを可能にするもの。
また、通常の生成AIだけの解析に比べ、既存システムのソースコードから抜け漏れがない整合性のとれた設計情報を生成する同社の独自技術により、解析が困難なCOBOL言語でも抜け漏れなく設計書を自動生成でき、網羅性も95%向上している。これらの精度向上によって設計書の可読性も従来比60%の向上につながり、高品質な設計書を生成できることを確認している。
今後は、同サービスの導入支援などのサービス提供も開始する予定となっている。また、同サービスの設計書自動生成に加え、既存資産のソースコードを次に生かすリビルドの機能や、ソースコードを作り直すリライトを自動で行う機能、運用や保守を支援する機能を2026年度以降に順次提供を開始する予定にしている。
同社はこれらのサービスによって、高品質な設計書を生成することで、現状のシステムの仕様や特性を把握すると共に、システムのモダナイゼーション、マイグレーションの方針策定と実施を強力に支援していく。
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