キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は16日、2030年を見すえた新たな経営ビジョンを明らかにした。同ビジョンは、社会や顧客を取り巻く環境変化を踏まえ、「共想共創」を経営の軸に据えたもの。顧客やパートナー企業とともに価値を創出し、社会へとどける企業としての方向性を示している。
デジタル技術の進化や生成AIの普及を背景に、企業や社会を取り巻く環境は大きく変化し、顧客が直面する課題はこれまで以上に高度化・複雑化している。こうした社会の変化やAIをはじめとする技術革新の進展によって、企業には従来の枠組みに囚われない、新たな価値提供が求められる時代となっている。
同社は、このような環境認識のもと、社会や顧客の変化を機敏に捉えながら、未来を見据えた構想力と実行力をもって変化に挑戦し続けるため、新たな成長フェーズに向けた指針として、30年に向けた長期ビジョンを策定した。
新たなビジョンメッセージとして、「共想共創カンパニー2030 未来を見すえる。変化に挑戦する。価値を創出し、社会へとどける。」を掲げる。顧客や社会の変化を先取りし、その本質を見極めながら、自らも進化し続ける企業でありたいという想いを込めている。顧客の立場に立って未来を構想し、変化を機会と捉えて挑戦を重ね、本当に必要とされる価値を創り出し、自分たち自身の意思と責任をもって社会へ届けていくことが、このメッセージの示す姿勢となっている。
新ビジョンのもと同社は、従来から展開してきた、「ビジネス共創」「システムインテグレーション」「サービス提供」――の三つの事業モデルを相互に連動させ、「未来共創イノベーション」「価値創出システムインテグレーション」「マーケットイン型サービス」――提供へと進化させていく。構想から実装、そして継続的な価値提供へとつなげ三つの事業モデルを循環させることで、顧客と社会に対し、持続的な価値創出を実現していく。
「未来共創イノベーション」は、顧客の目指す姿に向けて、事業変革を未来視点で共創するコンサルティングやR&Dの研究開発力を通じ、顧客のビジネスイノベーションを主導し、システム実装による解決まで一貫して行うことで、ビジネス価値向上を実現する。
「価値創出システムインテグレーション」は、顧客固有の課題を理解し、課題解決に向けたシステム構想を共創しながら、価値を創出するシステムインテグレーションを通じて、顧客が魅力を感じる最適なシステムを提供していく。
「マーケットイン型サービス提供」は、同社等が保有する付加価値と知見に加え、先進技術を駆使しながら、多種多様な業界・業種・業務における課題を的確に分析し、他社サービスと組み合わせたベストオブブリードにより、顧客のニーズに応える最適なサービスを開発・提供していく。
また、「エンゲージメントループ」を掲げている。同社が大切にしているのは、「社会の困りごと」を顧客として捉え、深く理解し、まだ言語化されていない課題に着目し、皆で共に形にすること。そして何より、社員一人ひとりの挑戦と成長を支え、自らが夢に向かって進む文化を守り、磨き続けいく。
これを実現していくためには、「顧客エンゲージメント」として、顧客やパートナーと、より深く長く付き合うことで生涯価値を高めていくと共に、接点の広がりを通じて新たなビジネス機会を創出していく。
「社員エンゲージメント」としては、社員一人ひとりの成長を加速し、創造的な仕事を支える働き方改革と環境整備を推進しながら、顧客への価値提供によって生まれる信頼が社員の挑戦を促し、顧客とのビジネスを通じて社会に貢献していく。
さらに、「共想共創を加速させるAI」を目指していく。AIの活用を通じ、マーケットイン型サービス提供、価値創出システムインテグレーション、未来共創イノベーションといった三つの価値創出を横断し、顧客の業務プロセスの変革を含むあらゆる事業活動において、新たな価値創出を加速し、社会に貢献していく。
同社グループは、新たな経営ビジョンのもと、「共想共創」を軸とした価値創出に挑戦し続けることで、社会に必要とされ続ける企業グループを目指していく。
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