◆夏冬問わない汗っかきのため、駅では弱冷房車を避けようとホームを走り、またも汗をかいている。「汗で病院あたりまえに委員会」の調査では、10代男女の48.2%が自分の汗や発汗量について誰にも相談せず、24.3%が汗で「勉強に集中できない」と答えた
◆自分が汗っかきだと自覚したのは小学生の頃だ。当時の教室に空調はなく、夏場の授業は上の空だった。ある日、同級生から「無季言子のノートは湿っている」と指摘され、ヨダレの嫌疑までかけられた。そんな折、隣の席の級友が「手だけすごく汗をかく」と打ち明けてくれた。見るとその掌には汗疹のような湿疹ができていた
◆正式な診断名は分からないが、「呪われし手」を持つ二人は意気投合。ダンスの授業前には水で手を冷やす、借りた漫画は手袋をして読むなど互いのライフハックを披露し合った
◆一方、自分の教科書は不思議ときれいなままだった。子供の酷使に耐える造りだったのか、それとも学習意欲と比例していたのか――。真相は湿った掌だけが知っている。
汗の悩みが結んだ友情
2026年07月08日 (水)
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