テルモは2日、点滴による抗癌剤を患者に投与するために行うバイアルから他の容器への移送を、薬液の外部への漏出や外部からの汚染を防ぎながら行うことができる器具「ケモセーフファイン」を新発売したと発表した。
器具の中で移送を完了させる閉鎖式薬物移送システムで、薬剤師による安全キャビネット内での抗癌剤調製から、看護師による患者への投与までの一連の工程において、抗癌剤による曝露被害を防ぐ。
同器具は、流路が閉鎖されるまで外れない構造を採用し、取り外し操作時の薬液漏出に配慮した。接続状態は音や色で確認できるため、直感的な操作ができるようにした。
バイアルサイズの違いに対応するラインアップを拡充し、薬剤との適合性に配慮した素材を採用した。金属フリーのためMRI室への持ち込みもできる。
従来品「ケモセーフロック」と同様の手技・ラインアップを踏襲することにより、既存の調製手技や投与回路構成を変更することなく使用できるようにし、現場の運用を変えることなくスムーズに切り替えられるようにした。
今回発売した器具は、従来品をリニューアルしたもの。テルモの甲府工場で開発生産を行っている。


















