岐阜薬科大学発ベンチャーのファーマクラフトは、10月1日から2027年度「医療薬学研究助成」の募集を開始する。病院や保険薬局に勤務する若手・中堅薬剤師を対象に、臨床現場の課題を研究につなげる実践的な医療薬学研究を支援するもの。1件当たり30万円で5件程度、総額150万円を助成する。期間は原則1年間。応募締め切りは来年1月15日。
医療薬学研究助成は、日常業務から生まれた疑問や課題を研究につなげたいと考えていても、研究費や研究環境などの制約から、研究に取り組む機会が限られている若手・中堅薬剤師を支援することが目的。国内の病院・診療所、保険薬局等に勤務し、所属施設の承認を条件に研究費を助成する。
対象となる研究は、医療薬学に関する研究全般で、具体的には医薬品適正使用、癌薬物療法、支持療法、ポリファーマシー、在宅・地域医療、医療安全、副作用対策、リアルワールドデータ、AI・DXなど。
応募方法は、同大病院薬学研究室のホームページ[https://www.gifu-pu.ac.jp/lab/byoyaku/post-10.html]にある指定のグーグルフォームから申し込む。
問い合わせは、ファーマクラフト医療薬学研究助成事務局[担当:吉村知哲教授、E-mail:pharmacraft.co@gmail.com]まで。
<会と催し>
10月4日に一般向けイベント開催‐治験に対する理解促進
大阪府
大阪府は、治験に対する理解促進を目的とした一般市民向けイベント「みんなの治験“縁”日」を10月4日に大阪市のグランフロント大阪で開催する。大阪大学医学部附属病院をはじめ、医療機関や患者団体、製薬業界関係者らで構成する実行委員会が主催し、子供から大人まで幅広い世代が楽しみながら治験について学べる機会を提供する。
イベント名の縁日には、治験に関わる患者や医療従事者、研究者、企業など多様な立場の人々をつなぐ「縁」の意味を込めた。より多くの人が気軽に参加できるよう親しみやすい縁日スタイルを採用した。
会場は、グランフロント大阪北館の2階イベントスペースと4階ナレッジシアターの2会場で展開。イベントスペースでは、新しい薬が誕生するまでの過程や治験の役割を体験的に学べる企画を実施する。縁日らしい雰囲気の中で来場者が楽しみながら治験への理解を深められる内容となる。
また、中高生が治験や臨床試験の未来について議論する「未来の臨床試験会議」も行われる。若い世代が医療研究について考え、医療関係者や治験経験者と意見交換を行うことによって、新たな視点や提言を発信する。
府薬務課は、「治験について多くの人に知っていただくことが重要だ。子供から大人まで楽しみながら正しい知識を学べるイベントにしたい」としている。
府は今年度、治験の普及啓発に加え、治験に関する相談窓口の設置も進めている。現在は開設時期や周知方法を調整中で、年内の運用開始を目指している。
府では臨床試験に関する学会や研究会への出展、セミナー開催なども予定しており、治験に関する情報発信を強化していく方針である。
今回のイベントを通じて、治験をより身近なものとして市民に知ってもらい、将来的な治験参加や医療研究への理解促進につなげたい考え。




















