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【医薬人材サービス活用法】グッピーズ

2013年02月27日 (水)

閲覧課金型で順調な求人サイト

 グッピーズが運営する医療・介護求人サイト「GUPPY」が、閲覧課金型の料金システムを取り入れてから約3年半、アクセス数を順調に伸ばしている。直近1月では340万アクセスを誇り、肥田義光社長は「医療・介護の求人サイトでこのアクセス数は他にない」と自信を示す。

大手・中堅薬局の9割以上が利用
肥田氏

肥田氏

 「GUPPY」が案内するのは、医師、薬剤師、看護師をはじめとする医療職や、治験モニター、治験コーディネーターなど約30職種。新卒者の就職マッチングも行っており、国家試験の合格者で就職がまだ決まっていない薬剤師の紹介も行っている。

 料金体系は2009年6月から刷新した。一般的には“1カ月掲載していくら”といった期間による料金が普通で、アクセスの少ない求人サイトの多くがこの料金体系を使っている。

 一方、グッピーズの閲覧課金型は、最初に1万円で1万ポイントのポイントを購入するだけで掲載が可能になる。その後、掲載した求人情報が1回見られるごとに50ポイントを消費していって、ポイントがなくなるまで掲載されるため、確実な閲覧が保証された“明朗会計”の仕組みで、当然、採用が決まっても追加料金は発生しない。

 求職者のプロフィールから興味のある人材が見つかれば、1通1000ポイントでスカウトのメッセージを送ることもできる。

 同社の直近データによると、求職応募1件当たり費用は2000~4000円がピークで、平均は5790円だった。つまり、1万円で数人の応募が来るケースが多いことになる。この数字はサイト経由の応募に限定して集計しているため、情報を見て電話や求人元のホームページから直接応募するケースが入っていないため、実際にはこれ以上に効率的だと考えられる。

 また、一つの求人情報が1カ月間に消費するポイントの平均は5600ポイントだった。消費が多ければ、それだけ閲覧が多いということになるが、平均すると初期費用の1万円で1カ月間以上は掲載が継続されるのが実態だ。

 転職求人は常時10万件を超え、大手・中堅の調剤薬局チェーンの9割以上が利用している。

 一方、求職者向けサービスとして、適性診断機能をWeb上に用意している。20分程度で簡単な設問に答えることで、性格、社会性、心理イメージ、対応力などを測定できる。結果は後日メールで送付してもらう仕組みで、会員登録が必要になるが、無料で受けられる。

 また、キャリアコンサルタントによる転職相談も無料で提供している。人材紹介と求人サイトの両面から人材募集が可能なのがグッピーズの強みとなっている。

 肥田氏は「良質なサービスを提供し、口コミでファンを増やす」と方針を語る。

 さらに、Facebookによるソーシャルリクルーティングを支援するソフト「Jinz」を提供するなど、他社にはない先駆的な取り組みを展開するグッピーズは今後も目が離せない。

グッピーズ
http://www.guppy.jp/



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