薬害オンブズパースン会議は、医学研究の不正行為に関する要望書を、厚生労働大臣、文部科学大臣、日本医学会会長、日本学術会議会長宛に提出した。最近相次いだ医学論文ねつ造等の不正を受け、再発防止に向けて中立的な第三者調査制度の創設を提言。不正を行った医師等に厳しい処分を行うべきとしている。
同会議は、東邦大学で麻酔科医師が19年にわたって医学論文のねつ造を繰り返し、獨協医科大学では内科学教授が画像や実験データを流用する不正行為を行うなど、最近医学研究の不正が相次いでいることを指摘。不正を防止するためには、あらゆる医学研究について、厚労省、文科省が中心となった公正中立な第三者調査制度を創設することが必要と提言した。特にヒトを対象とした臨床研究については、厳密に調査が行われるような制度策定を求めた。
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