
ヤンセンファーマのブルース・グッドウィン社長は1日に会見し、今後の事業見通しについて、「この5年間に新薬7製品を上市して2桁成長を遂げてきた。この勢いを継続していきたい」と語った。期待の開発品には、今年2月に承認申請したC型肝炎治療薬「シメプレビル」、第III相臨床試験段階にある前立腺癌治療薬「アビラテロン酢酸エステル」、昨年9月に承認申請した統合失調症治療薬「パリペリドンパルミチン酸エステル」を挙げた。
シメプレビルは、第2世代プロテアーゼ阻害薬で、C型肝炎ウイルスの複製に欠かせないセリン・プロテアーゼを直接阻害してウイルス増殖を抑える。世界に先駆けて日本で申請しており、杉田真研究開発本部長は会見で、症例確保が順調で国内臨床試験が円滑に進んだことを背景に挙げた。
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