◆来月から届け出が始まる「健康サポート薬局」、各方面でそのための研修会が実施されている。一方で、健康サポート薬局の基準の中にある「要指導医薬品等、衛生材料等を適切に選択できるような供給機能や助言」の整備に注目が集まっている
◆従来、OTC薬をほとんど販売していなかった調剤薬局などへの配送と販売体制である。薬局経営上、OTC薬は医療用薬よりも利益率が低く、儲からない商材。しかし、健康サポート薬局の機能としては備えなければならない
◆OTC販売ルートは、既にドラッグストアが主流で、そこへ供給するヘルスケア卸も全国展開するのは数社にとどまる。既に、相当の物流効率化が図られているため一定ボリュームがなければ、供給自体が困難な体制にあるのが現状
◆健康サポート薬局は、昔の「なんでも相談できる薬局」への回帰を果たそうという概念かもしれない。ただ、OTC薬の販売が、なぜ薬局から消えていったかという背景をしっかり捉えておかなければ、絵に描いた餅に終わるかもしれない。
OTC薬を販売するには
2016年09月02日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
企画
寄稿