内閣官房健康・医療戦略室は9日、政府の「健康・医療戦略推進専門調査会」に、「医療分野研究開発推進計画」の中間見直し案を示した。計画案は、2014年度から5年間の医薬品・医療機器等の研究開発に関する目標を記したもので、計画の実施期間を1年間延長するほか、診断のつかない希少疾病の原因遺伝子の特定などを新たな目標に据えている。また、プロジェクトによっては、既に「達成済み」のものもあるため、各プロジェクトの評価指標(KPI)を改めることとした。年度内をメドに、健康・医療戦略推進本部で決定したい考え。
計画案では、癌の予防や早期発見、ライフステージや癌の特性に着目した研究を行う「ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクト」について、難治性癌や希少癌などの治療薬実用化に向けた治験導出の達成目標を、現在の6種類以上から倍の12種類以上にする目標を打ち出した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。