◆米大統領選挙の幕開けとなったアイオワ州党員集会で、民主党は「変革」を訴えるバラク・オバマ上院議員が勝利した。本命とされ「経験」を訴えたヒラリー・クリントン上院議員は敗北したが、続くニューハンプシャー州党員集会では勝利し、指名争いは混沌としてきた
◆共和・民主両党で激しく争われる大統領選だが、今回は民主党中心の選挙戦が序盤から展開されている。オバマ氏が当選すれば黒人初、クリントン氏が当選すれば女性初と話題性も十分だ。世界的に蔓延する“ブッシュ疲れ”も民主党優位の大統領選を後押ししているようだ
◆仮に本選で民主党から大統領が誕生した場合、製薬業界にも「変革」の波が直撃しそうだ。医療保険制度改革が大統領選の争点とされる中、民主党政権では薬価引き下げ、製薬業界に対する税率引き上げが俎上に載る可能性が高い
◆米大統領選は世界を動かす重要な局面となるが、それは製薬業界も同じだ。圧倒的な米国市場を制することは、グローバル競争を制することにつながる。それを考えれば、海外依存を高める国内企業にとって、米大統領選の行方は他人事でないと言えるかもしれない。
米大統領選挙が幕開け
2008年01月16日 (水)
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