福岡県は2018年度に、薬物再乱用対策として執行猶予判決を受けた初犯者(薬物依存症者)が回復プログラム等を受けられる支援体制を構築し、再犯者率の減少を図る事業を進めていく。県保健医療介護部薬務課内に3人の相談支援コーディネーターを配置すると共に、行政、医療機関、自助グループ関係者らによる再乱用対策推進会議を設置。相談支援や受け入れなどの体制整備などを協議していく。
覚醒剤事犯の検挙者は依存性の高さから再犯者が多い。17年度の同県の再犯者率は68.5%で、全国水準64.9%を上回っており、18年度はさらに71.5%と高い水準で推移している。薬物乱用者の再乱用防止に向け、薬物依存症の治療と社会復帰支援が必要になる。
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