MSDは27日、酵母由来の組み換え沈降B型肝炎ワクチン「ヘプタバックス-II水性懸濁注シリンジ0.25mL、同0.5mL」を新発売した。
同社は1988年からヘプタバックスのバイアル製剤を販売しているが、新たに0.25mL、0.5mLのシリンジ製剤がバイアル製剤の剤形追加として承認され、ラインナップに加えた。
B型肝炎ワクチンの定期接種は、2016年10月から0歳児を対象に開始されたが、これまで用量0.5mLのバイアル製剤のみであったため、1回の投与量が0.25mLの10歳未満の小児に使用する際、バイアルからシリンジへのワクチン接種に手間や時間がかかっていた。
今回、ワクチン液が充填されている0.25mLのシリンジ製剤が加わったことによって、利便性向上や誤接種リスクの軽減につなげる。